協会の目的
熊本県内の難聴者、中途失聴者をはじめ全ての人々に対し、難聴者等の社会参加と福祉の向上に資する事業及び調査研究と啓発を行うことにより、共生社会の実現に寄与することを目的として活動しています。
沿革
1985年
熊本県難聴者友の会設立
1990年
熊本県難聴者中途失聴者協会に名称変更
1991年
第11回中国四国九州ブロック 聴障青年の集い熊本大会開催
1996年
第21回全国聴障青年の集い&第2回九州ブロック聴障青年の集い開催
2001年
第9回全難聴女性研究大会熊本大会開催
2005年
第3回全難聴九州ブロック難聴者福祉大会開催
熊本県難聴者中途失聴者協会20周年記念大会開催
2011年
第16回全国中途失聴者・難聴者福祉大会 in熊本大会開催
2015年
設立30周年記念行事開催
2017年3月
NPO法人格取得 「NPO法人熊本県難聴者中途失聴者協会」に名称変更
理事長
宮本せつ子
熊本県難聴者中途失聴者協会は、2017年3月にNPO法人を取得しました。
難聴・中途失聴当事者だけではなく、健聴の方も会員になっていただき、意見交換しながら切磋琢磨して会を盛り上げていけたら嬉しく思います。
2016年4月の熊本地震で避難所を巡回した経験から、見えてきた課題が2つあります。
1つめは、「聞こえない」「聞こえにくい」障がいを社会に広く啓発していくこと。見えない障がいのために周りに理解されにくく、支援に結びにくいのです。「聞こえ」について正しく学んだ「聞こえのサポーター」を、平時でも活動できるように育成し、非常時においても情報格差をつくらない社会作りを目指します。
2つめは、「聞こえない」「聞こえにくい」当事者が自分を知ること。高齢難聴や軽度・中等度難聴の方の中には、自分の障がいを自覚していらっしゃらないことが多いです。自らの聞こえ方を正しく理解して、社会資源(要約筆記や手話など)を有効に使えるようになることで、コミュニケーションに対する自信を取り戻していただきたいと思います。
毎年「聞こえのサポーター養成講座」や「エンパワメント事業」等を開催し、たくさんの参加をいただいています。又、中途失聴の精神保健福祉士の講演会を開催し、当会理事たちが「ピアサポーター」の講習を受け、これからの活動に活かしていきたいと思います。3月の耳の日事業は、「UDトーク」(音声認識アプリ)による情報保障の充実を考える勉強会や「元気がでる集い」(交流イベント)を開催したりして、日々の生活に密着した内容、イベントも開催して交流を深めています。
私たち難聴者・中途失聴者が総会や例会などで一堂に会し、話を聞き意見を言えるのは要約筆記者や手話通訳者がいて、支えてくださる皆さまがいるからです。それができるのは、難聴者・中途失聴者運動を長年やってきた当事者先輩方の活動のおかげです。誰の世話にもならずに、自分の力だけで生きてきた人間なんていません。お互いに支え合って生きています。相手の話を聞き、相手を尊重し、お互いが幸せになるための「コミュニケーション」は大事にしていきたいものです。
皆さん方と力を合わせて仲間のため、自らのために事業を頑張っていきましょう。
2019年5月1日
2022年度・2023年度
<理事紹介>
副理事長
・後藤 香織 ・山川 明美
事務局長
・渡辺美和
会 計
・井上祐子
・宮本隆安 ・西島伸悟
・稲田 愛
監事
・小野康二
内閣府NPO法人ポータルサイトへのリンク
入会のご案内
会員になり熊難協の活動にご参加・ご協力ください。熊難協の活動は会員のみなさんの会費と各事業活動への参加や協力により支えられています。ぜひ会員になって一緒に活動していきませんか。
きこえな人々の存在と立場を社会に知らせ、コミュニケーションの配慮など理解を求めていくことに賛同していただける方なら、どなたでも会員になれます。
〇正会員になると
- 機関紙「くまナン」を年6回(奇数月)お送りします。
- 例会やイベント、情報提供などお知らせをお届けします。
- 総会での議決権を持つことができます。(正会員のみ)
〇年会費(4月~翌年3月)
▽正会員 5,000円
▽賛助会員 3,000円(本会に賛同する健聴の方)
▽賛助団体 10,000円
▽購読会員 1,500円(機関紙発送のみ)
〇入会方法
ホームページお問い合わせフォーム、またはFAXにて申し込み連絡いただき、年会費をお振込みください。
<ゆうちょ銀行 振込口座>
番号 17120-30812101
名称 トクヒ)熊本県難聴者中途失聴者協会
<他金融機関からの振込を利用される場合>
店名 七一八 店番 718 預金種目 普通預金
口座番号 3081210